可愛くて安い!子供服ネクストベビーがおすすめ

妊婦加算が2019年1月に凍結!そもそもなぜ作られた?内容や凍結の経緯まで詳しく解説

妊婦加算

妊婦加算が2019年1月に凍結予定となりました!
妊婦加算とは、極端に言えば『妊婦さんが病院に受診したときの割増料金』です。

2018年の診療報酬改定で制定されたこの加算。
一体どんなものだったのか、改めて解説していきます。

妊婦加算とは。凍結までの経緯

悪名高い妊婦加算。
2018年の秋ごろ、テレビやSNSで話題になりました。

高い、気軽に妊婦が受診できなくなる
ただでさえ妊娠するとお金がかかるのにさらに大変になる
妊娠中かどうかに関係のない治療を受けてもお金がかかる
少子化対策に逆行しているのでは?

このような意見が各方面から噴出、大きな話題となりました。
実際にどのくらい上がるのかと言うと、以下の通りです。

  • 診療時間内:初診の場合は約230円(75点)、再診の場合は約110円(38点)
  • 診療時間外:初診の場合は約350円(115点)、再診の場合は 210円(70点)
  • 休日受診:初診の場合は約350円(115点)、再診の場合は210円(70点)
  • 深夜受診:初診の場合は約650円(215点)、再診の場合は510円(170点)

けっこう値段が上がりますよね。
人によっては思ったより安いと感じる方もいるかもしれませんが、定期的に受診している人には大きな問題です。

これを受けて、国は2019年1月から当面の間、凍結することを発表しました。
参考○妊婦加算の取扱いについて
参考中央社会保険医療協議会 総会(第404回) 議事次第
ちなみに、あくまでも2019年1月からの取り扱い中止ということで年内は妊婦加算継続です。
また凍結ということは、再開する可能性もあるということにご留意ください。

ママ・パパとしては困る?メリットはあったのか

妊婦加算が批判の対象になったということは、デメリットが大きかったから。
その一方で、当初この改定の施行時には患者側にもメリットがある、として発表されています。
これらの点についても見ていくことにしましょう。

妊婦加算のデメリット。本当の危険は値上げより受診控え

妊娠中のママ・パパにとって、この実質値上げは非常に苦しいものですよね。
私も2018年4月以降の受診がたびたびあったので、けっこう支払っています。

日中一回の受診ではそう高くない金額かもしれません。
ですが、私の場合のように夜間の受診が必要だったり(日中胎動があまり感じられなくて、深夜にかかりつけ医に受診しました)すると割増度は高いです。
定期的な受診が必要な疾患をお持ちの方は、毎回それもかかってくるのでチリも積もれば山となる状態。

妊婦さんに限らず、実は昔から乳幼児や幼児の初診・再診には加算はあります。
が、妊婦さんと違って小児医療費助成制度があるため患者さんのお支払いはだいたいゼロ。
だから加算があっても安心して受診可能でした。

でも全ての妊婦さんが対象になるような助成制度は、残念ながらありません。
加算がお財布にダメージを与えてくるのはこのせいなのです。

場合によっては妊婦健診にも加算が乗っかってくるので、それもキツイ!

妊婦加算ポスター

参考【通知】妊婦加算通知案(都道府県等)181102

このポスター左下には一応『通常の妊婦健診だけの場合は、「妊婦加算」の対象にはなりません』とあります。
とはいえ通常かそうでないかの判断は基本的に医療機関に任されます。
妊婦健診以外で妊婦加算を取るか取らないかの判断も同様です。

記述だけ見ると、妊娠している患者はどんな治療をしたでも加算を取れるようにも読めますが……。
コンタクトレンズがどうこう、という部分まで加算の対象にされたという事情はその辺りが原因。
もちろんひどいものは査定と言って、病院への保険分の金額を減額されたりすることもあるようです。
が、それが患者に戻ってくる可能性は(よほどの額でなければ)あまりありません。

これだけでも家庭の中では大きな難点。
ですが、もっと危険なことは「受診控え」をしてしまうことだと考えます。
4月時点で当ブログの記事にしていなかった理由はここにあります。

値段が高くなるということで、次のように考える人もいるでしょう。

ちょっと風邪っぽい、ちょっと調子悪いけど我慢しよう……
ですが、初期症状を見逃さないことが赤ちゃんの元気な誕生のためには大事なこと。
これもまた私事で恐縮ですが、切迫流産・切迫早産の入院のきっかけは小さな違和感からでした。

切迫流産・切迫早産の体験切迫流産での入院。経緯、兆候や期間はどうだった?実体験まとめ 切迫流産・切迫早産の体験切迫流産とは?流産との違いや過ごし方&旦那さんができることを解説

ちゃみ

もしも加算を気にして受診していなかったら、大切な娘が無事に生まれて来れなかったかも、と思うとぞっとします……。
妊婦加算の一番恐ろしいデメリットは、ちょっとした症状が出たときに受診をためらってしまう可能性が増すことにあるのではないでしょうか。
お金の節約のために赤ちゃんが危ない目にあってしまうことがないよう、読者の皆様にはお願い申し上げます。

なぜ妊婦加算が作られた?メリットとして想定されたもの……理想と現実

それでは、妊婦加算は本来どんなメリットを考慮して作られたのかを解説していきます。

想定されたメリットのひとつは、病院が妊婦さんを積極的に診療するようになるところです。
妊婦さんは身体が大事。
その分、医師も看護師も慎重な対応が求められます。
従来は妊婦さん相手でも金額が同じ&保険的には詳細な取り決めがなかったので、できるだけ大きな病院や専門の病院に任せようという風潮があったのかもしれません。
がんばって仕事をしても実入りが少ないならやりたくない、なんて医療機関ばかりではないと思いたいのですが……。

さて、病院側としては加算点数があることで、今まで評価されていなかった慎重な対応にお金が発生することになります。
そうなると雑な対応はできませんし、妊婦さんが多く来てくれた方が収益をあげられるようになります。
これにより、病院は妊婦さんをターゲットとした医業経営の方法を考えることができるようになるのです。
すると病院自体が妊婦さんに優しい形態になっていくということが考えられます。

病院の収入アップで患者サービスUPができる

病院もボランティアではないので、ある程度収入を得ないといけません。
経営のためには採算の取れる(悪くいえば儲かる)分野へ投資する必要があります。
簡単な例を挙げましょう。
ある病院に産婦人科をオープンすると、妊婦加算のおかげで大儲けできそうだとの見込みができたとします。
病院が儲かると、その病院はさらにサービスを増やすことができます(最新の機械を入れたり有名なお医者さんを呼んだり、スタッフを増やしたり……)。

この例がさらにうまくいったパターンを考えてみましょう。
産婦人科が儲かるぞ! と業界に広まると、産婦人科をやっている病院が増えます。
すると選択の幅が出たり、競争が始まってさらに良い医療、良い先生のいる病院が出てきます。
今までは車や電車で行かないといけなかった産婦人科が家の近くにできるかもしれません。

それによって患者さん、この場合は妊婦さんの安全につながることが考えられます。
ただし実際には長期的に見て採算が合うかどうかなどもありますし、こんなにうまく行くとは限らないわけですが。

医療関係者的にはどうなのか

病院としてはどう考えているのでしょうか?
確かに妊婦さんには、普通の患者さん以上に気を付けて対応する必要があるそうです。
X線写真が赤ちゃんに影響がないように配慮し、場合によっては撮影しないことを選ぶ必要があったりするとか。

出す薬や注射にも気を遣い、母体と赤ちゃんの身に危険が及ばないようにしないといけません。
医療機関としてはそれだけの労力(人手や技術)がかかることになります。

ですが、色々と工夫してもお金になるのは決められた範囲の治療行為のみ。
例えば妊婦さん対応用チェックシートやマニュアルを作って運用したり、妊婦さん向けの特別な椅子を用意したりしたとしても病院側のサービスの範囲内。
これらを準備する費用は通常の初診料・再診料、その他の診療行為からまかなわれていました。

それに対して評価するための加算がこの加算。
元々妊婦さん向けに色々とサービスをしていた病院としては、今まで持ち出しでやっていた部分に充てるお金ができることになります。

しかし、この妊婦加算そのものに具体的でない部分が多かったために混乱が起きたという面もあります。
妊婦加算は診療科の制限も特になく、どこの病院でも取れる(=専門用語で言えば施設基準が設定されていない)加算です。
そのため、あまり妊娠中かどうか関係がなさそうな眼科の治療(コンタクトレンズ)に妊婦加算が算定できてしまったりした始末。
病院は診療報酬という決められたルールの下にお金をもらっているので、ルールの解釈上そうなるのであればそうせざるを得ないというところもあるのです。

夫の病院では、どうやって妊婦とそうでない人を判断する? という議論もあったようです。
初診は妊娠しているか問診票に書く欄があるからまだわかりやすいですが、再診の場合は患者さんから自己申告してもらわないと判断が難しくなります。

ちゃみ

自己申告されずにX線写真を撮っちゃったらリスクもあるし……
妊娠初期は特に見た目で判断しづらいから、安全のためにしっかり自己申告してほしいところ。

お腹周りが太い人に妊婦ですか、といちいち聞くのもセクハラだと思われたりクレームにつながりかねないらしいです。
このように産婦人科以外の科がある病院の場合は、なかなか扱いが難しい存在だったようですね。

産婦人科メインの病院・クリニックとしてはシンプルに増収なので幾分プラスかもしれませんが、受診控えがあったら実はもっと大きなマイナスになっている可能性もあります。
2~3回受診してもらった方が、加算あり1回だけの受診よりも金額があがりますので……。

また年明けからは運用の変更もありますし、システムのバージョンアップか設定も必要だったりするとか。
ということで、医療機関としても今回の妊婦加算はメリットばかりではなかったようです。

医療機関側の視点での意見については、こちらのメディ・ウォッチの記事も参考になります。
参考初再診料等の【妊婦加算】、2019年1月1日より当面の間、「凍結」―中医協総会(1) | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療

妊婦加算の今後の動向に注目

最後に、あくまで今回の決定は「当面の間」凍結ということです。
まだ完全になくなると決まったわけではありません。

少子化対策として、妊婦医療の拡充のためにどこかから予算を得ないといけないのは依然変わらないところ。
出産を経験した私としては、直接妊婦さんからお金を徴収しないでほしいというのが切なる想いですが(笑)。
色々な議論を尽くして、収まるべきところに収まってほしいこの一件。
今後も妊婦加算の動向には、注目していく必要がありそうです。

ブログランキングに参加しています♪
記事が少しでもお役にたてましたら、クリックで応援いただけると嬉しいです!

にほんブログ村 マタニティーブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA